《映像機材動態展示 兼 映像資料図書館》

 映像機材の発展進歩はめざましく、ここわずか半世紀の間にもアナログ記録フィルムからデジタル記録へと日進月歩を遂げております。今はもうフィルムや磁気テープが過去の仕様になりつつあり、そのため現役で使われていたほんの少し前のアナログ映像機材が、廃棄物として捨てられようとしています。

 とはいえここ50年内のそれらの機材は、進歩が早い分そのままのかたちでまだ残されているといえます。いまのうちなら辛うじて道内外に残されているメカニカルな歴史的アナログ機材を、散逸させずに集めることができます。

 「映像機材博物館」は我々が今まで現場で使用してきたビデオ放送機材やフィルム機材を俯瞰し、その変遷の躯体をもって動態保存展示するものです。映像ソフトが時代の文化だとするなら、それを生み出したハード機器(撮影機材や再生機材、編集機材、音声機材)もまた文化遺産だと考えます。
 映像機器メーカーでも放送局でもなし得ない、町場のプロダクションが最近まで使用してきたVTRやビデオカメラをはじめ、フィルム機材を含めた放送機材の変遷史ともいうべき動態機材展示です。そのつもりで仲間のプロダクションなどの協力も得て、少しずつ集めておりました。入場無料の、日本で唯一の『映像機材の総合博物館』です。ともすれば埃を被った機材道具の集合場所となる博物館ではなく、実際に動作し直接手にとり触ることができる、かの時代の映像機器はどんなもので在ったかを知る学習空間にしたいと考えます。そしてそれは長年現場で映像技術に直接携わってきたもの達が管理運営し、志ある若い人たちにも継続されていきます。それがフィルムからビデオへと変化した、その端境期を体現した私達世代の責任でもあると感じているのです。また機材動態展示に留まらず、多数の映像技術関係書籍や映像資料、さらに映画資料として約500タイトルのLD・DVDを揃えております。それらのあらゆる種類の映像が再生できる(8mm、16mm、35mmフィルム。スライド映写機、70年代から日本のメーカーによって生み出された民生・放送用VTR)機材設備を整え、市民が気軽に見て触れ、学べる空間を目指します。

 このような、時代の歴史的遺産であるアナログ映像機材は、都会のビルではなく、広く市中に解き放された空間にて保存活用するのが相応しいと思います。
 その独自性による話題性、展示物が全国から集まる継続性、イベント展開による市民の認知・集客性が期待できます。展示内容の充実において道内外からも多くのお客様が視察に来られるでしょう。新冠町にある「レ・コード館」が日本全国の個人や団体からの寄贈を受け〝音〟を収蔵し全国から見学に訪れる人が絶えません。ミュージアム化したその偉容は「音の国立国会図書館」と言われております。ならば私たちはここを「映像機材の国立国会図書館」にしたいと考えます。

 この「映像機材博物館」企画がその一端を担うのです。博物館企画はその中に何があるのか、どんな体験が出来るのかも含めた価値において人々は集まり、自分の手で映像機材を量った人々が、関心を持ちリピーターとなります。

 また近くには「知里幸恵 銀のしずく記念館」 「登別マリンパーク ニクス」「北の箱舟 美術館」「古趣 北乃博物館」、近い距離をバス移動の「登別伊達時代村」などがあり、登別駅からの散策コースとして周知、メディア展開が望めます。札幌市で通年開かれる各種イベントや、近隣市町村とのイベントのコラボレーション展開も可能な大きく広い空間となります。

 くしくも北海道内の温暖な地域、東に日高管内の音の新冠町「レ・コード館」、そして西に胆振管内の『登別映像機材博物館』まちごとミュージアム、その企画がいま実現し新たな歩みを進めております。

〒059-0464 登別市登別東町1丁目7-2 登別会館1階
館主 山本 敏
館主携帯:
090-8631-7050
MAIL:binmuseum@gmail.com

札幌事務所 〒063-0038北海道札幌市西区西野8条5丁目18-23
MAIL:
sp7p75e9@gamma.ocn.ne.jp


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